2026年度予算、122兆円。この天文学的な数字が躍る中、年度末の福祉現場は「通達」という名のスパムメールと格闘する事務方の怒号(バタバタ)に包まれています。
私は重症心身障害児のデイサービスで、子供たちの命を預かる送迎と支援に携わっています。投資家として、また現場の人間として、この巨大予算に潜む「致命的な仕様ミス」を指摘せざるを得ません。
1. 事務方の「バタバタ」は、システムの不備(仕様ミス)の証拠
4月の報酬改定や新年度予算の運用を前に、現場の事務方はパニック状態です。
「予算を増やした」と政府が胸を張る一方で、なぜ現場が疲弊するのか? それは「加算(報酬)」を受け取るための手続きが、あまりに複雑で非効率(バグだらけ)だからです。
- 複雑な要件: 1円の予算を現場に届けるために、10円分の人件費(事務作業)をかけさせるような制度設計。
- 後出しの通達: 3月下旬になっても詳細が決まらない「未確認の仕様変更」。これでは、せっかくの予算も「現場の改善」ではなく「事務処理のコスト」に消えてしまいます。
2. 2万円の給付金に潜む「中抜き(手数料)」という最大の無駄
公明党が実績としてアピールする「子供一人2万円給付」。一見、家計を助けるパッチのように見えますが、福祉のプロ・投資家の視点から見れば、これは「極めて投資効率の悪い施策」です。
| 項目 | 2万円の「バラマキ」給付 | 現場への「直接」賃金補填 |
| 事務経費(中抜き) | 莫大(振込手数料、案内送付、窓口対応) | 最小(既存の給与システムを活用) |
| 継続性 | 一回限りの「限定パッチ」 | 職員の生活を守る「OSアップデート」 |
| 現場の納得感 | ゼロ(むしろ配る側の負担増) | 高い(プロとしての誇りに直結) |
「中抜きされるのがもったいない」というのは、従業員全員の一致した認識です。配るためのコスト(中抜き)をそのまま賃金に上乗せすれば、どれだけの「離職バグ」が防げるでしょうか。
3. 「重症心身障害児」という命の重さと、低すぎる賃金のミスマッチ
私たちの仕事は、単なる預かり業ではありません。常に医療的ケアや急変のリスクと隣り合わせの、非常に高い「責任(高負荷処理)」が求められる現場です。
- 現場の認識: 全従業員が「この責任の重さに対して、賃金が低すぎる」と痛感しています。
- 予算の歪み: 「男女共同参画」や「こども家庭庁の維持費」に何兆円も注ぎ込む一方で、実際に子供の命を支えている現場スタッフには、すずめの涙ほどの「加算」しか届かない。
122兆円もの予算を動かせる力があるなら、なぜ「現場の基本給」という、最も重要なメインプログラムを書き換えないのでしょうか。
4. 結び:122兆円を「現場ファースト」で再起動せよ
「政治」の話は、国会という遠い場所の出来事ではありません。
私たちの給料袋、ガソリン代、そして目の前の子供たちの笑顔に直結する「現場(福祉)」の話です。
122兆円という巨額の予算。その一部でも、事務手数料や天下り団体の維持費(中抜き)ではなく、「直接、現場の手に届く形」で再配分することを強く求めます。
政治家が言う「システム改修に1年かかる」という言い訳をデバッグし、私たちは「今すぐ、現場を動かせる予算」を切望しています。

コメント