2026年2月。大敗を喫した中道改革連合の新代表に選出されたのは、あの小川淳也氏でした。 前回の記事で触れた「得票率21%で議席ゼロ(小選挙区の大部分)」という地獄のような状況下で、あえて火中の栗を拾った男。
今回は、彼が掲げる「消費税25%」という劇薬の正体と、その裏にある狂気的なまでの執念を解剖します。
1. 「なぜ君は総理大臣になれないのか」と言われ続けて
小川淳也を語る上で避けて通れないのが、彼を20年間追い続けたドキュメンタリー映画です。
- エリート官僚からの転身: 総務省のキャリア官僚という「勝ち組」の椅子を捨て、地盤・看板・カバンなしで政治の世界へ。
- 不器用すぎる正直さ: 損をするとわかっていても、自分の信念を曲げられない。「政治家に向いていない」と言われながら、それでも地元の香川で有権者の手を握り続けてきました。
今回の2026年衆院選でも、彼は829票という薄氷の差で勝利をもぎ取りました。まさに「執念」の男です。
2. 物議を醸した「消費税25%」提案の真意
ネット上で彼を叩く格好の材料となっているのが、「将来的に消費税を25%まで引き上げる必要がある」という過去の発言です。
事実に基づいた考察:
この発言は、単なる「増税論」ではありません。彼の主張の根底にあるのは「北欧型の高負担・高福祉社会」への転換です。
- 彼の論理: 「借金を次世代に回すのは無責任だ。もし本当に充実した社会保障が欲しいなら、国民全員でそのコスト(25%)を分かち合う覚悟が必要だ」
- 政治的リアリティとの乖離: しかし、物価高に苦しむ今の日本で「25%」という数字を出すのは政治的自殺行為に等しい。実際、2025年や今回の選挙戦では「現時点での増税は考えていない」と軌道修正を余儀なくされています。
彼は「本当のこと(不都合な真実)」を言って嫌われるか、「嘘」をついて当選するかという、政治家が最も直面したくない壁に常にぶち当たっているのです。
3. 「青臭い理想家」は日本を救うのか?
彼への評価は真っ二つに分かれます。
- 支持者の声: 「あんなに真っ直ぐな政治家はいない。日本を変えるのは彼のような男だ」
- 批判者の声: 「数字の計算はできるが、国民感情がわかっていない。官僚上がり理屈屋だ」
しかし、今回の中道改革連合の惨敗を受け、彼が代表として掲げたのは「うそ偽り無く真摯な姿勢」でした。小選挙区制度という「勝者総取り」の歪みの中で、あえて「正論という名の茨の道」を選ぼうとする彼の姿勢は、ある種の狂気すら感じさせます。
4. 結末:2026年、彼が背負う十字架
小選挙区での「議席ゼロ」に近い惨敗。これは、彼が理想とする「政策本位の政治」が、今の選挙制度というフィルターを通すと、跡形もなく消えてしまうことを証明してしまいました。
小川淳也という男が、この「歪んだ計算機(制度)」の中で、どうやって自分の理想を1,000万票の期待に変えていくのか。
それは、私たちが「耳に心地よい嘘」を求めるのか、「耳に痛い真実」に向き合うのかを試されているのと同じなのかもしれません。
💡 編集後記
ブログを書くために彼の過去の演説を見返しましたが、その「目の血走らせ方」には鬼気迫るものがあります。皆さんは、こんな政治家を「信じたい」と思いますか?それとも「怖い」と思いますか?


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