2026年度、過去最大122兆円の予算案。
その成立が年度内に間に合わず、「暫定予算」という名の異例のパッチ(暫定措置)が検討されています。
野党が掲げる「質の高い議論(熟議の府)」という言葉の裏で、実際に割を食うのは、現場で子供たちの命を預かる私たち福祉従事者です。
簿記を学び、現場で数字と命に向き合う一人の人間として、この「政治のマネジメント放棄」を徹底的にデバッグします。
1. 「納期」を守れない122兆円プロジェクトの末路
国民には1円の納税遅れも許さないくせに、国家の最重要プロジェクトである「予算」の納期(3月31日)を守れない。これは、民間企業であれば「契約解除」レベルの重大な債務不履行です。
| 比較項目 | 国民の義務(納税・申告) | 政治家の仕事(予算成立) |
| 期限 | 厳守(1日でも遅れれば延滞税) | 「暫定予算があるから」と妥協 |
| 言い訳 | 一切通用しない | 「質の高い議論」という免罪符 |
| 影響 | 個人の信用失墜 | 現場の事務パニック・事業停止リスク |
「暫定予算が組めるから間に合わせなくていい」という甘え。このダブルスタンダード(二重基準)こそが、日本という国のOSを重くしている最大のバグです。
2. 現場の悲鳴:政治家の「熟議」が「総出の残業」に変換される
「質の高い議論を」と野党は繰り返しますが、その議論の中身は何でしょうか?
もしそれが、予算の本質とは関係のない「ワイドショーネタ(スキャンダル追及)」の使い回しであるならば、それは「熟議」ではなく、ただの「システム停止」です。
- 事務方のバタバタ: 4月から適用されるはずの報酬改定や助成金が「暫定予算」で不透明になれば、各事業所の事務処理は「総出の残業」でカバーするしかありません。
- 子供たちへのしわ寄せ: 現場の人間が書類作成や計算(デバッグ)に追われる時間が増えれば、それだけ子供たちに向き合う「リソース」が奪われます。
3. 簿記・投資家視点での「暫定予算」のコスト計算
暫定予算を組むということは、それだけで膨大な「事務的なロス(中抜き)」を発生させます。
- 二重の事務コスト: 暫定予算用の計算と、本予算成立後の精算。事務作業量は単純計算で2倍になります。
- 機会損失: 本来4月からスタートすべき新規事業や、老朽化した設備の更新がストップします。
122兆円という巨額の資金を扱いながら、この非効率な運用を放置する経営陣(国会)を、投資家として評価できるはずがありません。彼らに必要なのは「熟議」という抽象的な言葉ではなく、「納期内に仕様を固めるプロ意識」です。
4. 結び:はらわたが煮えくりかえる「現場のリアリティ」
私たちは、体温調節が難しい子供たちのために、真冬でも扇風機を回し、常に命の危険と隣り合わせで働いています。
そんな現場の切実なログ(記録)を無視して、「質の高い議論」というパフォーマンスに酔いしれる政治家たち。
「ワイドショーネタは別枠でやれ。予算は1秒でも早く通せ。」
これが、現場の、そして納税者としての偽らざる本音です。
122兆円の重み。それを「11日間の空白」というバグで汚すことは、もはや国民への裏切りでしかありません。

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