1. 「3/4」がもたらす光と影 ―― 2026年度予算の行方
衆院選の影響で審議が大幅に遅れている「2026年度予算案」。 高市首相と日本維新の会の吉村代表が本日改めて連立維持を確認したことで、国会は「数」を背景にした超高速審議に突入します。
- 事実: 与党(自民316+維新36=352議席)は衆院で定数の3/4を占めています。 これにより、参院で否決されても衆院で再可決できる絶対的な権限を手に入れました。
- 深掘り: 予算成立が早まるのは本来歓迎すべきですが、懸念されるのは「議論の形骸化」です。 私たちの給料から引かれる社会保険料の負担増など、痛みを伴う政策が十分な審議なく決定されるリスクがあります。
2. 「所得制限撤廃」は本物か? ―― 全党への公開質問
選挙期間中、ほぼ全ての政党が耳触りの良い言葉で「現役世代の支援」や「所得制限の見直し」を口にしていました。 しかし、本日の初登院の空気からは、それぞれの思惑が透けて見えます。
- 自民・維新: 維新の閣内入り(次期改造時)を見据えた連立合意には、「社会保険料の引き下げ」が明記されています。 しかし、その財源をどこから持ってくるのか。現場の福祉サービスが削られる結果にならないか、監視が必要です。
- 中道改革連合(立憲・公明など): 旧立憲の「再分配」と旧公明の「福祉」が合流したこの巨大野党は、本日石井啓一氏を副議長に送り込みました。 彼らが「所得制限撤廃」を政局の道具ではなく、真に実現可能な政策として巨大与党に突きつけられるかが問われます。
- チームみらい: 安野氏ら11人は、政治資金の透明化だけでなく「現役世代への投資」を掲げています。 11議席という数は、与党の暴走を止める「キャスティング・ボード」にはなり得ませんが、議論の不透明さを可視化する「監視カメラ」としての役割が期待されます。
3. 「NGリスト」を破るための、私たちの戦略
かつて解析したAIの「NGリスト」のように、政治の世界にも「触れてほしくない不都合な事実」は必ず存在します。 私たちがすべきことは、特定の政党を闇雲に叩くことではありません。
- 「数字」で語る: 予算審議が始まった際、自分の手取りがどう変わるのか。デイサービスの現場に予算が届いているのか。SNSで「個別の現実」を数字で発信し続けること。
- 全方位を疑う: どの政党も、自らに都合の悪い情報は「NGリスト」に入れています。 今回の3部作で見てきたように、自民の造反も、中道の混乱も、チームみらいの沈黙も、すべては事実というパズルの一片です。
- 「ブックマーク」という名の監視: 政治は初日のセレモニーではなく、その後の地味な法案審議が本番です。
🍵 最後に ―― 現場のハンドルを握りながら
明日の朝も、私はデイサービスの送迎車を走らせ添乗します。 車内のラジオから流れる国会中継の言葉が、私の隣に座る利用者の笑顔や、その家族の安心に繋がっているのか。それとも、ただの空虚な数字の羅列に終わるのか。
モニター越しの政治を、私たちの「生きた実感」でハックする。その戦いは、まだ始まったばかりです。
この連載は、国会の動きに合わせて随時更新します。見逃さないようにブックマークしてお待ちください!

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